桜の花もあっという間に満開になり、今まさに見頃といった感じですね。そういう私は、昨日近所の公園に花見にでも行こうと計画していたのですが、あいにくの雨と、肌寒さとのせいで、自宅に引きこもっていました。テレビでは、まだ今週末でも間に合うと言っていたので、楽しみにしています!
さて、今回のかわらばんではCPUの処理性能と消費電力について取り上げようと思います。
一般にCPUのクロック周波数が高くなれば処理性能も高くなりますが、それに伴って消費電力も増加してしまいます。しかし、これは同一世代のCPUに限った話であって、設計の異なるCPU同士を比較していくとおもしろいことがわかってきます。
少し古いデータですが、下表にlinuxカーネルコンパイルの所用時間とサーバの電流消費の関係を示します。CPU世代によって特性がだいぶ異なっているということがわかります。最近のCore2Duo世代のCPUですとちょっと前のPentiumDに比べて、処理スピードが1.5倍になっているにもかかわらず、電流消費が2/3程度になっています。
また、最近のCPUにはクロック周波数(実際の動作周波数)を動的に変化させ、消費電力をセーブすることができるEIST(Enhanced Intel SpeedStep Technology)機能が備わっているものもあります。これを利用すれば、負荷状況に応じてクロック周波数を変化させることにより、消費電力を抑えることが可能になります。弊社では、この機能をLinuxサーバで利用できるよう、調査検討も行っています。これにより、環境にやさしい、データセンター運用が可能になると期待しています。
以上、今回はCPUの処理性能と消費電力について取り上げました。今後、最新の情報や商品紹介などの情報を発信していきますのでどうぞよろしくお願いいたします。
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