今回は、弊社の基本的な【提供サービス】についてです。
クラスターコンピューティング(株)が提供するサービスは、大きくわけて二つのジャンルがあります。
【サーバの販売】と【システムの構築】です。
良いサーバとはどんなものでしょうか?
とっても基本的で、でも、とっても難しい質問だと思います。
金額を上げれば、どこまでだって高性能なサーバを購入できます。
処理速度が速くて、容量も大きくて。
システムも同じことが言えますね。
でも、商業的に使用するサーバを購入するとき、本当にそれでいいでしょうか?
一番大切なのは、使用する目的に適した性能のサーバであること。
そこにはもちろん、金額についても盛り込まれて当然です。
展開する商材やデータに合った性能のサーバを、妥当な金額で購入し、必要なシステムを構築することはとても重要なことだと思います。
もちろん、展開の規模が大きくなれば、サーバを増やしたりシステムを改善していくことになります。
そのときにも無駄なく最善のシステム構築に努めます。
弊社は小さな会社ですが、小さな会社には大きな会社にはできない、密着したフォローアップがあります。
顧客のために進歩したい、努力したいという強い想いがあります。
こういった想いというものは、やはり、小さな方がまとまりもあり、それゆえに機敏であると思います。
と。
ここまで熱弁を奮っておきながら、私はシステムエンジニアでさえありません。
会社で飛び交う、専門用語をとっさにネットで検索してしまう素人です。
だからこそ、見えてくる一生懸命さがあるんです。
サービスについての詳細は以下にまとまっています。
是非、ごらんになってくださいね。
1)サーバの販売
使用方法に応じたサーバを提案、販売しています。
http://www.clustcom.com/melma0061
2)LVS負荷分散システムの設計/構築
複数サーバの快適な応答速度のため、ロードバランサーのシステムを
設計し、構築します。
http://www.clustcom.com/melma0062
3)完全冗長ソリューションの設計/構築
ネットワークを冗長化し、障害発生を避けるためのシステムを設計し、
構築します。
http://www.clustcom.com/melma0063
「携帯電話を含むインターネット事業へ業務を拡大しようかな」
「すでに持っているサーバの調子が悪いみたい」
「サーバの反応が悪いと利用者に言われるけれど」
そんなときに思い出していただけたら・・・。
他にも、安価なLinuxパソコンでLVSを動作させ、データセンターの本番ネットワークのコピー環境を低コストで構築し、様々な検証を容易に行うこともできます。
ご相談だけでもかまいません。
上記のようなとき、一声、気軽にお声をかけてください。
クラスターコンピューティング(株)は、サーバ販売と、サーバを快適に
動かすシステムを作っている会社です。
2009年3月25日水曜日
2009年3月18日水曜日
【プチ】黄砂と、火山と、お天気と
黄砂の季節がやってきました。
空気がほこりっぽくてイヤですね。
年々、飛散する砂(と、言っても細かさは花粉並みの粒子だそうです)が増えてきている原因は、「環境の変化によってゴビ砂漠が広がりつつあるから」とニュースでは説明していました。
このゴビ砂漠、恐竜化石の世界的発掘地でもあるそうです。
そう言えば、砂がどんどん吹いてくるのに、湘南あたりのビーチは年々、砂が流されているというのが、なんだか不思議ですね。
まったく違う質の砂だということはわかっているのですが。
地球環境の不思議さは他にもありますね。
例えば、最近、私が気になっているのは『ハワイ』です。
去年、数年ぶりにハワイ島へ出かけました。
都会的なホノルルのあるオアフ島に比べて、格段に自然が豊富でゆっくりした時間の流れるビックリゾートの島です。
いつもは雲も少なく天気が良いのですが、そのときは曇りがちでした。
何度か一緒に訪れている同行者とも「いつもと雰囲気が違う」と話をしていたのですが、その原因はなんと『火山活動』だったんです。
ハワイ島には富士山よりも高い活火山があり、いまでもマグマが溢れています。
私たちが訪れた前の年に噴火があったようで、今までとは違う場所から溶岩が流れ出したそうです。
それが原因で、島の天気の法則のようなものが崩れてしまったとのこと。
どういうことかと言うと、溶岩が冷やされたときに発生する蒸気が空にのぼり、雲になってしまうのです。それが、本来なら晴天の続くリゾート地域の上に流れこんでいるのではないかとのことでした。
溶岩が海へ流れ込むことを『オーシャンエントリー』と言います。
私はツアーで、これを遠くから見てきたのですが、太陽の高い間はまるで火事でも起こっているようなすごい勢いの煙があがっていました。
そこでは、何も燃えていないんです。
あがっているのは煙ではなく、溶岩流れ込む際に海水が蒸発している、その蒸気なんですよね。
そして、夕暮れとともに真っ赤な溶岩は浮かび上がり、双眼鏡で覗くと、ときどき寄せ返す海水とぶつかって、固まっていない溶岩が弾けるのが見えました。
こうして地球は出来てきたんですよね。
ハワイ諸島の中でも一番大きなハワイ島はビックアイランドと呼ばれていますが、まだまだ大きくなり続けているようです。
ちなみに、日本でもこのように新しい土地が生まれることがあります。
鹿児島県の桜島は、大正3年の噴火によって、大隈半島とつながりました。
ハワイもそうですが、人が住めるようになるまでには何千年も時間がかかります。
富士山の青木ヶ原の樹海は溶岩が流れてから1200年ほど経っていますが、まだまだ『若い森』なのだそうです。
樹海でコンパスが利かなくなるという噂がありますが、これは一種の都市伝説で、ちゃんとコンパスは使えるとのこと。
ただし、近くに磁気を含んだ溶岩の上に置くと、狂ってしまうこともありえると聞いたことがあります。
どちらにしても、深い森に入るときはリボンを結んで行くのが鉄則ですよね!
(笑。ホントは遊歩道から離れないのが鉄則です!)
既存の大陸では砂漠化が進み、もう一方では新しい島が生まれています。
地球って生きているんですね。
空気がほこりっぽくてイヤですね。
年々、飛散する砂(と、言っても細かさは花粉並みの粒子だそうです)が増えてきている原因は、「環境の変化によってゴビ砂漠が広がりつつあるから」とニュースでは説明していました。
このゴビ砂漠、恐竜化石の世界的発掘地でもあるそうです。
そう言えば、砂がどんどん吹いてくるのに、湘南あたりのビーチは年々、砂が流されているというのが、なんだか不思議ですね。
まったく違う質の砂だということはわかっているのですが。
地球環境の不思議さは他にもありますね。
例えば、最近、私が気になっているのは『ハワイ』です。
去年、数年ぶりにハワイ島へ出かけました。
都会的なホノルルのあるオアフ島に比べて、格段に自然が豊富でゆっくりした時間の流れるビックリゾートの島です。
いつもは雲も少なく天気が良いのですが、そのときは曇りがちでした。
何度か一緒に訪れている同行者とも「いつもと雰囲気が違う」と話をしていたのですが、その原因はなんと『火山活動』だったんです。
ハワイ島には富士山よりも高い活火山があり、いまでもマグマが溢れています。
私たちが訪れた前の年に噴火があったようで、今までとは違う場所から溶岩が流れ出したそうです。
それが原因で、島の天気の法則のようなものが崩れてしまったとのこと。
どういうことかと言うと、溶岩が冷やされたときに発生する蒸気が空にのぼり、雲になってしまうのです。それが、本来なら晴天の続くリゾート地域の上に流れこんでいるのではないかとのことでした。
溶岩が海へ流れ込むことを『オーシャンエントリー』と言います。
私はツアーで、これを遠くから見てきたのですが、太陽の高い間はまるで火事でも起こっているようなすごい勢いの煙があがっていました。
そこでは、何も燃えていないんです。
あがっているのは煙ではなく、溶岩流れ込む際に海水が蒸発している、その蒸気なんですよね。
そして、夕暮れとともに真っ赤な溶岩は浮かび上がり、双眼鏡で覗くと、ときどき寄せ返す海水とぶつかって、固まっていない溶岩が弾けるのが見えました。
こうして地球は出来てきたんですよね。
ハワイ諸島の中でも一番大きなハワイ島はビックアイランドと呼ばれていますが、まだまだ大きくなり続けているようです。
ちなみに、日本でもこのように新しい土地が生まれることがあります。
鹿児島県の桜島は、大正3年の噴火によって、大隈半島とつながりました。
ハワイもそうですが、人が住めるようになるまでには何千年も時間がかかります。
富士山の青木ヶ原の樹海は溶岩が流れてから1200年ほど経っていますが、まだまだ『若い森』なのだそうです。
樹海でコンパスが利かなくなるという噂がありますが、これは一種の都市伝説で、ちゃんとコンパスは使えるとのこと。
ただし、近くに磁気を含んだ溶岩の上に置くと、狂ってしまうこともありえると聞いたことがあります。
どちらにしても、深い森に入るときはリボンを結んで行くのが鉄則ですよね!
(笑。ホントは遊歩道から離れないのが鉄則です!)
既存の大陸では砂漠化が進み、もう一方では新しい島が生まれています。
地球って生きているんですね。
2009年3月9日月曜日
【プチ】京都ちょっとガイド?
こんにちは、國生です。
今週末は大阪の実家に帰り、京都で遊びました!
学生の頃から通っていた京都なので、お気に入りの場所がたくさんあります。
でも、オススメはどこですか?と聞かれると答えに悩みます。
たくさんありすぎて、すぐには思い出せないのです。
実は意外にも新規店の多い京都・・・。ちょっと目を離すと店が変わっていたりします。カフェや雑貨店は顕著ですね。
神社でさえ、目を離すとマイナーチェンジです(笑)。
京都の四季のオススメは、
春なら、嵐山の大河内山荘の奥。
夏なら、吉田山の上のカフェ。
秋なら、清水寺から見る日暮れ。
冬なら、大原のこたつ茶屋の鍋焼きうどん。
私の京都歳時記ですねー。
人が集まるところはガイドブックに書かれているので、上記はわりと穴場かもしれません。
春の大河内山荘にいたっては、ベストは霧雨の寒いときですし。
谷の向こうの山桜が霧にかすむ大パノラマは、カメラで残せない美しさ!
京都へ桜を見に行って雨が降っても、私ならがっかりせずにここへ直行です。
いっそ、雨が降ればラッキーかも(笑)。
夏のオススメカフェは、近頃は有名になってしまったようですが、山の上にある『元・茶室』を改装した店で、緑葉の間に大文字を眺めながら涼を感じられます。
もちろん、そこへ行き着くまでの登りで汗をかくこと、必至ですが・・・。
秋は一番メジャーな清水寺。これは拝観終了間際に行くのです。
そして、清水の舞台から、市内を挟んで向こうの山の夕暮れと、次第に明るくなる街の灯をぼーんやり眺める。夕映えのきれいな日に当たると最高です。
春の景色と同じく、目に焼き付けるしかないパノラマです。
カメラをかまえている間に、景色が変わってしまいますので・・・。
冬の京都はどこもかしこも底冷えしますので、いっそ、もっとも寒い大原三千院へ!
雪が降ったら、参道で和傘を買えばいいです(笑)。
大原のあたりの食事どころは、お座敷の席ごとにコタツを備えている店が多いんですよ。外が寒いので、冷えたらお店に入って、鍋焼きうどんを食べると身も心も温まります。
でも、火傷には注意! からだが冷えている分、鍋焼きうどんはかなり熱いです。
そんな私が一番好きな景色は、冬の四条大橋から北山を望む夕闇です。
もう街ではネオンがまたたいていて、みんな忙しく橋を往来していて、押し流されながら見る、冬の澄んだ空気に山の稜線が浮かび上がる景色。
なんとなく寂しくて、もうちょっと遊んで帰ろうと思ってしまいます。
と、いうわけで今回は、ちょっとした京都ガイドでした!
今週末は大阪の実家に帰り、京都で遊びました!
学生の頃から通っていた京都なので、お気に入りの場所がたくさんあります。
でも、オススメはどこですか?と聞かれると答えに悩みます。
たくさんありすぎて、すぐには思い出せないのです。
実は意外にも新規店の多い京都・・・。ちょっと目を離すと店が変わっていたりします。カフェや雑貨店は顕著ですね。
神社でさえ、目を離すとマイナーチェンジです(笑)。
京都の四季のオススメは、
春なら、嵐山の大河内山荘の奥。
夏なら、吉田山の上のカフェ。
秋なら、清水寺から見る日暮れ。
冬なら、大原のこたつ茶屋の鍋焼きうどん。
私の京都歳時記ですねー。
人が集まるところはガイドブックに書かれているので、上記はわりと穴場かもしれません。
春の大河内山荘にいたっては、ベストは霧雨の寒いときですし。
谷の向こうの山桜が霧にかすむ大パノラマは、カメラで残せない美しさ!
京都へ桜を見に行って雨が降っても、私ならがっかりせずにここへ直行です。
いっそ、雨が降ればラッキーかも(笑)。
夏のオススメカフェは、近頃は有名になってしまったようですが、山の上にある『元・茶室』を改装した店で、緑葉の間に大文字を眺めながら涼を感じられます。
もちろん、そこへ行き着くまでの登りで汗をかくこと、必至ですが・・・。
秋は一番メジャーな清水寺。これは拝観終了間際に行くのです。
そして、清水の舞台から、市内を挟んで向こうの山の夕暮れと、次第に明るくなる街の灯をぼーんやり眺める。夕映えのきれいな日に当たると最高です。
春の景色と同じく、目に焼き付けるしかないパノラマです。
カメラをかまえている間に、景色が変わってしまいますので・・・。
冬の京都はどこもかしこも底冷えしますので、いっそ、もっとも寒い大原三千院へ!
雪が降ったら、参道で和傘を買えばいいです(笑)。
大原のあたりの食事どころは、お座敷の席ごとにコタツを備えている店が多いんですよ。外が寒いので、冷えたらお店に入って、鍋焼きうどんを食べると身も心も温まります。
でも、火傷には注意! からだが冷えている分、鍋焼きうどんはかなり熱いです。
そんな私が一番好きな景色は、冬の四条大橋から北山を望む夕闇です。
もう街ではネオンがまたたいていて、みんな忙しく橋を往来していて、押し流されながら見る、冬の澄んだ空気に山の稜線が浮かび上がる景色。
なんとなく寂しくて、もうちょっと遊んで帰ろうと思ってしまいます。
と、いうわけで今回は、ちょっとした京都ガイドでした!
2009年3月4日水曜日
【プチ】LVS【用語解説】
Clustcomニュースレターも、3月2日で無事に5回目の配信を迎えました。
まだまだ1ケタですが、とりあえずは2ケタを目指してがんばります!
今回のメルマガ記事のトピックスは【Linuxで作るLVSロードバランサー】。
サーバへのアクセス負荷を分散させるシステムの紹介です。
詳しくはこちら
http://marc.clustcom.com/2009/03/clustcom-news-linuxlvs.html
記事を書くために、私が一番初めに調べた言葉。
それはLVSです。
◆LVS (Linux Virtual Server の略)
今回は、これについてお勉強です!
【Linux Virtual Server とは】
略すと理解できませんが、LVSの「V」はバーチャルのVですね。
私ははじめ、複数サーバのうちのひとつ、もしくは負荷を分散させるためのひとつと理解していたのですが、調べてみるとどうやらそうではないようです。
バーチャルサーバはリアルサーバーのクラスターとして構築されるとのこと。
※クラスター
【複数のコンピュータを相互に接続し、ユーザや他のコンピュータに対して全体で1台のコンピュータであるかのように振舞わせる技術】
どうやら、私の認識はダウト!のようです。
サーバのうちのひとつではなく、すべての複数サーバをひっくるめて、ひとつのサーバに見せかける。
そういう意味でのバーチャルなんですね。
ユーザーからはサーバがひとつあるようにしか見えなくなります。
このバーチャルサーバとリアルサーバの関係ですが、リアルサーバはハイスピードのLANと相互接続されていたり、地理的に分散されていてもかまいません。
サーバAとサーバBは新宿にあり、サーバCだけは渋谷にあってもいいのです。これらをひっくるめて、バーチャルサーバとします。
その際、リアルサーバのフロントエンドはロードバランサーです。
ユーザーはインターネットを通じて、ここへアクセスします。
そのアクセス・負荷をロードバランサーは調整し、ひとつのIPアドレスのふりをしているバーチャルサーバをクラスタリングの平行サービスとして動かすことができます。
こうした複数のものをひとつに見せる技術によって、LVSの拡張性と有効性があるんですね。
拡張性は、ユーザーがひとつひとつとのサーバへアクセスするわけではないので、サーバを停止していると気づかせないで、機能の追加・拡張ができるということ。
有効性はノードやデーモンの失敗を検出することによってシステムを適切に再構築するということ。
※ノード
ネットワークを構成する一つ一つの要素のこと。コンピュータやハブ、ルータなど。
※デーモン
UNIX系OSにおいて、メモリに常駐して様々なサービスを提供するソフトウェア。
LVSの利点とは、複数のサーバをひとつに見せかけることで、利用者に気づかれることなく、内部でのさまざまな問題を解決する!ってことでしょうか。
安価なLinuxパソコンでもLVSを動作させることができるので、データセンターの本番ネットワークのコピー環境を低コストで構築することが可能になり、様々な検証を容易に行うことができます。
弊社ではそれぞれの状態に合わせたクラスタシステムの設計・構築を提案します。
サーバの強化をお考えの方は、是非、クラスターコンピューティング(株)を思い出してくださいね!
※ところどころ【LVS】が【LSV】になっていたのをご指摘いただきました。ありがとうございます。
正式名称を見て、納得したのに間違えるなんて、トホホです。 2009.3.9更新
まだまだ1ケタですが、とりあえずは2ケタを目指してがんばります!
今回のメルマガ記事のトピックスは【Linuxで作るLVSロードバランサー】。
サーバへのアクセス負荷を分散させるシステムの紹介です。
詳しくはこちら
http://marc.clustcom.com/2009/03/clustcom-news-linuxlvs.html
記事を書くために、私が一番初めに調べた言葉。
それはLVSです。
◆LVS (Linux Virtual Server の略)
今回は、これについてお勉強です!
【Linux Virtual Server とは】
略すと理解できませんが、LVSの「V」はバーチャルのVですね。
私ははじめ、複数サーバのうちのひとつ、もしくは負荷を分散させるためのひとつと理解していたのですが、調べてみるとどうやらそうではないようです。
バーチャルサーバはリアルサーバーのクラスターとして構築されるとのこと。
※クラスター
【複数のコンピュータを相互に接続し、ユーザや他のコンピュータに対して全体で1台のコンピュータであるかのように振舞わせる技術】
どうやら、私の認識はダウト!のようです。
サーバのうちのひとつではなく、すべての複数サーバをひっくるめて、ひとつのサーバに見せかける。
そういう意味でのバーチャルなんですね。
ユーザーからはサーバがひとつあるようにしか見えなくなります。
このバーチャルサーバとリアルサーバの関係ですが、リアルサーバはハイスピードのLANと相互接続されていたり、地理的に分散されていてもかまいません。
サーバAとサーバBは新宿にあり、サーバCだけは渋谷にあってもいいのです。これらをひっくるめて、バーチャルサーバとします。
その際、リアルサーバのフロントエンドはロードバランサーです。
ユーザーはインターネットを通じて、ここへアクセスします。
そのアクセス・負荷をロードバランサーは調整し、ひとつのIPアドレスのふりをしているバーチャルサーバをクラスタリングの平行サービスとして動かすことができます。
こうした複数のものをひとつに見せる技術によって、LVSの拡張性と有効性があるんですね。
拡張性は、ユーザーがひとつひとつとのサーバへアクセスするわけではないので、サーバを停止していると気づかせないで、機能の追加・拡張ができるということ。
有効性はノードやデーモンの失敗を検出することによってシステムを適切に再構築するということ。
※ノード
ネットワークを構成する一つ一つの要素のこと。コンピュータやハブ、ルータなど。
※デーモン
UNIX系OSにおいて、メモリに常駐して様々なサービスを提供するソフトウェア。
LVSの利点とは、複数のサーバをひとつに見せかけることで、利用者に気づかれることなく、内部でのさまざまな問題を解決する!ってことでしょうか。
安価なLinuxパソコンでもLVSを動作させることができるので、データセンターの本番ネットワークのコピー環境を低コストで構築することが可能になり、様々な検証を容易に行うことができます。
弊社ではそれぞれの状態に合わせたクラスタシステムの設計・構築を提案します。
サーバの強化をお考えの方は、是非、クラスターコンピューティング(株)を思い出してくださいね!
※ところどころ【LVS】が【LSV】になっていたのをご指摘いただきました。ありがとうございます。
正式名称を見て、納得したのに間違えるなんて、トホホです。 2009.3.9更新
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