Clustcomニュースレターも、3月2日で無事に5回目の配信を迎えました。
まだまだ1ケタですが、とりあえずは2ケタを目指してがんばります!
今回のメルマガ記事のトピックスは【Linuxで作るLVSロードバランサー】。
サーバへのアクセス負荷を分散させるシステムの紹介です。
詳しくはこちら
http://marc.clustcom.com/2009/03/clustcom-news-linuxlvs.html
記事を書くために、私が一番初めに調べた言葉。
それはLVSです。
◆LVS (Linux Virtual Server の略)
今回は、これについてお勉強です!
【Linux Virtual Server とは】
略すと理解できませんが、LVSの「V」はバーチャルのVですね。
私ははじめ、複数サーバのうちのひとつ、もしくは負荷を分散させるためのひとつと理解していたのですが、調べてみるとどうやらそうではないようです。
バーチャルサーバはリアルサーバーのクラスターとして構築されるとのこと。
※クラスター
【複数のコンピュータを相互に接続し、ユーザや他のコンピュータに対して全体で1台のコンピュータであるかのように振舞わせる技術】
どうやら、私の認識はダウト!のようです。
サーバのうちのひとつではなく、すべての複数サーバをひっくるめて、ひとつのサーバに見せかける。
そういう意味でのバーチャルなんですね。
ユーザーからはサーバがひとつあるようにしか見えなくなります。
このバーチャルサーバとリアルサーバの関係ですが、リアルサーバはハイスピードのLANと相互接続されていたり、地理的に分散されていてもかまいません。
サーバAとサーバBは新宿にあり、サーバCだけは渋谷にあってもいいのです。これらをひっくるめて、バーチャルサーバとします。
その際、リアルサーバのフロントエンドはロードバランサーです。
ユーザーはインターネットを通じて、ここへアクセスします。
そのアクセス・負荷をロードバランサーは調整し、ひとつのIPアドレスのふりをしているバーチャルサーバをクラスタリングの平行サービスとして動かすことができます。
こうした複数のものをひとつに見せる技術によって、LVSの拡張性と有効性があるんですね。
拡張性は、ユーザーがひとつひとつとのサーバへアクセスするわけではないので、サーバを停止していると気づかせないで、機能の追加・拡張ができるということ。
有効性はノードやデーモンの失敗を検出することによってシステムを適切に再構築するということ。
※ノード
ネットワークを構成する一つ一つの要素のこと。コンピュータやハブ、ルータなど。
※デーモン
UNIX系OSにおいて、メモリに常駐して様々なサービスを提供するソフトウェア。
LVSの利点とは、複数のサーバをひとつに見せかけることで、利用者に気づかれることなく、内部でのさまざまな問題を解決する!ってことでしょうか。
安価なLinuxパソコンでもLVSを動作させることができるので、データセンターの本番ネットワークのコピー環境を低コストで構築することが可能になり、様々な検証を容易に行うことができます。
弊社ではそれぞれの状態に合わせたクラスタシステムの設計・構築を提案します。
サーバの強化をお考えの方は、是非、クラスターコンピューティング(株)を思い出してくださいね!
※ところどころ【LVS】が【LSV】になっていたのをご指摘いただきました。ありがとうございます。
正式名称を見て、納得したのに間違えるなんて、トホホです。 2009.3.9更新
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