2009年12月7日月曜日

【プチ】来年のIT投資をめぐるアレコレ

来年からのIT投資はどうなっていくのか?

その予測をガートナージャパン(リサーチ&アドバイザリ企業)が発表した
との記事がありましたので、紹介したいと思います。

キーメッセージはバランシング コスト リスク アンド グロウス
意訳して、「視界ゼロ時代の競争と成長」と表現されています。

『来年景気は良くなるかもしれないが、だからといって先行きはわからない。確実性が乏しい環境を是として受け入れ、そのうえで成長戦略をとるべきではないか? という提言が、このタイトルには込められているのである』

来年からIT投資額は回復してくるようですが、依然として日本の回復は遅れている様子。
日本の前年比落ち込みが大きかったことと、日本企業のIT投資への慎重さが影響しているようです。

それでも、徐々に回復をしていくようですが、『そこに現出するのは今までの世界ではなく、「不確実」「不連続」が常態になる』ことを押さえておく必要がありそうです。

ガートナーはそんな「不確実な世界を乗り切る4つの選択軸」を発表していましたので、紹介しておきましょう。


Control(制御) or Autonomy(自律)
「Control」とは、ガチガチにガバナンスを利かせる考え方で、コスト削減という面では強くなる考え方だ。しかし今後、成長戦略に移った場合は「Autonomy」=現場の自立性を高める、つまり“個人力”をどう評価するか? が、カギになってくる。

In Here(社内) or Out There(社外)
情報の可視化ということはよく言われるが、それらは従来財務情報や在庫情報だった。今後は、たとえば社外にある顧客のニーズやシーズをいかに取り入れていくかが重要になる。

Owned(所有) or Shared(共有)
“クラウド”というキーワードにもつながるが、所有するか共有するか? という視点が、重要になってくる。

Complex(複雑) or Simple(単純)
ただでさえ企業システムは複雑でサイロ化している。単純化できるものは、単純化すべきだ。

これら両軸の割り切りを明確に出すかどうかが、今後の企業の戦略を決めていくというのが、ガートナーの主張である。


と、記事は伝えています。


 今回の記事はASCⅡ.jpを参考にして書かれています。
 詳しくは元の記事をご覧ください。
 http://ascii.jp/elem/000/000/470/470977/